イヌヤシャ???

Kawaimaluhia2005-10-01

午後8時20分。
今日はクムがお迎えに来てくれました。
いつも、車の中でクムの編集したお気に入りベストアルバムみたいな
曲がかかっているんだけど、勿論ほとんどハワイアン。
時には、「これから教える曲なんだ」とか 「これは、次のメリーモナーク
エントリー曲に使うんだ」とか、あるいは気分を変えて洋楽ポップスとか
レゲエとか。やっぱり、これは私と同じ。ハワイアンばかりだと
あきちゃうのよね。その時々に気分を変えて、しかも曲が終わると
飛ばし飛ばし選んで聞いたりしてる。
その、飛ばしの最中間違えてかかった曲があきらかに女性の外人さんが
歌ってる日本語の曲だった。私は「?」と言う顔でクムをみると、
クムも恥ずかしそうにこちらを見て笑いながら次の瞬間二人で大爆笑!
そして、「これ、お気に入りなんだよ。1年ぐらい前にTVでやってていつも
見てたんだ。」って。「何の曲」と聞くと「イヌヤシャ??」
あ〜何か聞いたことある。「犬夜叉」のことね。その主題歌だったんだ。
でもあれ、アニメじゃなかったっけ?
いけないと思いつつ「こいつ、かわゆいやつ」と思ってしまった。
そしてすっかり子供に返ってしまった彼は、「これどういう意味?
なんていってんの?」と何度もリピートして聞かせるの。
つたない単語を駆使して説明すると「これ、フラにできないかなあ・・・」
ご、ご冗談を(汗)。
本日アウアナ2曲目。前のクムに習っていた曲でした。
しかも私は以前の振りを全て忘れることにしていたので
とても入りやすかった。
曲を聴いておくと言うことは、フラを習う上でとても大切だと言うことが
改めてわかった。しかも、それを自分なりにハワイアンディクショナリー等で
解釈しておくと、なおさら良い。
たくさんの曲を聴いて、お気に入りがあったら是非自分で訳してみましょう。
日本語の解釈や、英語の解釈をあてにするのはおすすめできません。
助けにはなるけど、ハワイ語の曲はそれが全てだと思ったら
いけないと思います。まずは、自分でできるところまでやってみること。
つまったら、資料を集めること。それでだめだったら誰かにきいてみること。
今の人たちは、2つ目がぬけていると思う。
すぐ誰かに聞いたり、便利なインターネットを駆使したり・・・
昔は、そんなことできなかったんだよ。フラは口承文化です。
聞いたものは勿論そのまま伝えなくてはいけません。
でも、「考える」「想像する」「つなぎ合わせる」の作業を怠っては
自分のものになりません。私はそうして身につけてきました。
勿論、私も質問されれば知っている範囲でお答えします。知らなかったら
皆と一緒に考えます。それでもだめならクムに聞いてみます。
自分の周りに聞ける人がいるというのは幸せだよね。
技術だけを身につける「からっぽのフラダンサー」にだけはならないでほしい
と思います。
今回こちらにきてある人にあいました。想像通りの素晴らしい人でした。
フラやハワイの文化についてある程度私と同じ考えだと思いました。
そして、改めて考え直した。
ALOHAの精神って、いったい何だろうね?
私たちはどうやって、そして何を次世代に伝えられるのか?
ハワイの人たちは、いま何を考え どうして行きたいのか?
日本のハワイアンカルチャーに携わっている人たちをどう考えているのか?
私はいつも考えます。
日本にかえったら、ぜひ皆で話したいことのひとつです。