Kalakaua Hula Festival

昨年に引き続き、今年もクプナクラスが参加しました。
思えば一年前、
目標を持つこと、楽しく踊ること、楽しく踊るには努力をすること
ということに、重きをおいて参加した同コンペで、
参加カテゴリーにおいて優勝するというご褒美をいただいたときは、
うれしさと反面「本当に私たちが頂いていいの?」という信じられない
気持ちも芽生えました。来年も絶対参加すると心に誓ったクプナさん達は
みんなで積み立てを始め、より一層練習を重ね、長い長い旅に出発しました。

なんと本番が押し迫った10月11日からは、
私が不在になりKokuaが中心になって
他のクラスのHaumanaが、クプナさんを支えてくれました。
その時の彼女たちの気持ちを考えると
どれほど不安だっただろうと胸が締め付けられる思いがします。
そして、その期間の他のHaumanaの協力体制を知らされ、本当に私ほど
生徒に恵まれた人間も少ないだろうと、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
私たちのハラウって相当イケてるよね。
ハラウのみんな本当にありがとう。

こちらに到着したその日に、カネオヘで音合わせ。
久々にみる彼女たちの踊りに、一抹の不安を覚えた私はロエアやバンドさん、
クムウラのいる前で、早速ゲキをとばしました。
次の日はフアカイ。
ビショップミュージアム、イオラニパレス、リリウオカラニ像にレイを捧げ
彼女の悲しくも力強い人生に思いを馳せ、クプナさんたちも胸に迫るものを
肌で感じたようです。

そして、いよいよ本番。
「今回は相当の覚悟が必要。もう、ただただ後悔のないように」
とだけ言って、送り出しました。
ステージのあと、かなり疲れた様子でしたが、
悔いの無いように踊れたようでそれだけが救いでした。

今回のコンペは、我らがロエアがMCでした。
なので、結果発表のときもロエアは舞台上、
私たちは客席で本当に不安でした。
ロエアは、賞をとったところのハラウの名前を先に言わず、
パフォーマンスした曲を歌って知らせるという、
ちょっとユニークなアナウンスの方法をとっていたので唯一それだけが
私たちを和ませてくれました。
クプナのカテゴリーの3位に入賞したハラウが、
私が観たときとても上手だったので
「3位でコールされなかったということは、やはり今回はだめだったか・・・」
と、完全に諦めていました。
なので、2位のコールの時には、
「彼女達をどうやって慰めよう?」
「日本に帰ったら他のハウマナにどう説明しよう?」
ということばかり考えていました。
2位のハラウが舞台上での写真撮影を終え、ロエアが会場の沈黙を破るように
「グループクプナワヒネ、第一位は・・・」






           ♪Kaulana na pua..♪



と歌い始めたときは、「信じられない!」という気持ちで思わずキャーと叫んで泣いてしまいました。
本当にうれしかった!
去年同様、舞台上での写真撮影にはMCのロエアにも入っていただき、しっかりと1st Placeの盾を胸に抱き
私たちの長い旅は有終の美を飾ることができました。おめでとう。今回は本当に
私ではなく、出演したクプナの皆さんと、日本で協力してくれたハウマナの皆さんの勝利です。
そして何よりうれしかったのは、終わった後一人のジャッジの方に
「あなたたちの踊りは、一つだった。すべてが一つだった。本当に美しかった。それは、ただ単に振りが揃っているということじゃないわ。
良くがんばりました。衣装もパーフェクトでした。ありがとう。」
と言ってもらえたこと。
いつも、私がHaumanaに心がけて欲しいと思っていたことを、褒めてもらえるなんて・・・。
これからも、新しい目標をたてて、日々精進していきましょう。
最後に、私たちに協力してくださった、
Loea
Kumu ula
My Hula syster Ka Momi, and all my student's Big big

心の底から   
    
  Mahalo